視能訓練士による検査と矯正トレーニングで、お子さんの斜視・弱視を治療していきます。
機械を使った一般的な検査だけでなく、視能訓練士による詳しい検査を行っています。さらに、矯正トレーニングに関しては、院内での訓練とご自宅でできるプログラムの指導を行っています。
斜視・弱視とは
眼が2つあるおかげで、私達は立体的にものを見ることができます。しかし、片方の眼は正しい方向を見ていても、もう片方の眼が違う方向を向いてしまっていることがあります。これが斜視と呼ばれるもので、内側に目が向いている内斜視や外側に向いている外斜視等に分けられます。また、斜視・乱視・近視・遠視等が原因で、眼鏡をかけても1.0以上の視力が出ないものを弱視と言います。
斜視・弱視の治療
斜視や弱視は、片方の眼ではものが見えているため、本人は自分が斜視・弱視であることに気付きにくいという特徴があります。そのため、まずは視能訓練士による斜視の精密な検査で遠視・近視・乱視等の有無を確認したり眼鏡使用時の矯正視力を測ったりして、斜視・弱視の程度をしっかりと把握する必要があります。さらに、矯正トレーニングの指導をし、院内やご家庭で実施して頂きます。このトレーニングによって視力を向上させることができるのは8歳くらいまでで、それまでに斜視・弱視であることを発見し、トレーニングをしないとそのままの状態で大人になってしまいます。
3歳児検診・小学校の就学時健康診断等で発見されることがほとんどですが、お子さんの視力や眼の向きが気になるという方は、お早めに検査にいらして頂ければと思います。また、斜視は手術によって眼の筋肉を調整する治療をすることも可能ですが、まずは矯正トレーニングを行い、視力を上げることが重要です。
