硝子体注射について

加齢黄斑変性症、網膜血管閉塞症、糖尿病網膜症等に有効な 眼に直接お薬を入れる治療法です。

硝子体

眼はレンズの役割を果たしている水晶体や光を感じる網膜等、様々な要素から構成されています。その中でも、硝子体(しょうしたい)は眼の中のほとんどの体積を占める無色透明な寒天状の部位で、光を透過したり眼の形を整えたりする役割等を担っています。

硝子体注射

加齢黄斑変性症の治療法として、抗VEGF抗体を使用するのが効果的であることが分かっています。しかし、黄斑部に直接触ると傷が付いて機能が低下してしまうため、硝子体の中にこのお薬を注入します。

「眼の注射」と聞くと、とても怖いイメージがあると思いますが、麻酔をしてから白目の安全なところへ注射を打ちますので、思ったよりも恐怖感は無く、痛みも腕に打つ注射より少ないと感じる患者さんがほとんどです。

なお、硝子体注射は、加齢黄斑変性症以外にも、糖尿病網膜症・網膜中心静脈閉塞症などによる網膜の黄斑部に出るむくみ等の治療にも使用します。

(043)460-8225