糖尿病網膜症

糖尿病網膜症

まだ先でいいだろうと思っている方も、一度は眼底検査を受けてみてはいかがでしょうか。

糖尿病にかかってすぐの糖尿病網膜症になるとは限りません。およそ10年後に4分の1の人が、そして15年後にはおよそ半数の人が糖尿病網膜症になるといわれています。この病気の怖いところは、病気はじわじわと進行しているのに目の痛みや、視力障害などの自覚症状や、外見の変化がなかなか現れないことです。なので、病気の発見が遅れてしまい症状が出て気づいたときは重傷になっていた、ということも少なくありません。
今は症状もないし、まだ先でいいだろうと思っている方も、一度は眼底検査を受けてみてはいかがでしょうか。

まだ先でいいだろうと思っている方も、一度は眼底検査を受けてみてはいかがでしょうか。
糖尿病にかかってすぐの糖尿病網膜症になるとは限りません。およそ10年後に4分の1の人が、そして15年後にはおよそ半数の人が糖尿病網膜症になるといわれています。この病気の怖いところは、病気はじわじわと進行しているのに目の痛みや、視力障害などの自覚症状や、外見の変化がなかなか現れないことです。なので、病気の発見が遅れてしまい症状が出て気づいたときは重傷になっていた、ということも少なくありません。
今は症状もないし、まだ先でいいだろうと思っている方も、一度は眼底検査を受けてみてはいかがでしょうか。

糖尿病網膜症

糖尿病と診断された方へ

目の自覚症状がまだ出ていなくても、もしかしたら目の中では病気が始まっているかもしれません。網膜をみるために眼底検査という検査を実施します。

病変がないとき

 

検査の結果、病気がみられなければひとまずは安心です。ですがいつ病気が発生するか分からないので1年に一度は眼科で検査をすることをおすすめいたします。

 

 

 

若干の出血があったとき

小さな出血などがみられたら網膜症のはじまりとなります。ですが初期の段階でしたら血糖コントロールをしっかり行えば病変の悪化を防ぐことができ、自然に治まる場合もあります。網膜症の進行状態を確認するためにも半年に一度は検査をおすすめします。

はっきりした網膜の病変が現れたら

検査の結果、血管異常やむくみ(浮腫)等のはっきりした網膜の病変が現れたら、悪化することを防ぐために治療を考える必要があります。

 

 

 

治療法

網膜の病変部をレーザー光により凝固する治療を行います(光凝固療法)。

将来新生血管が出てきたり、網膜がはがれる(網膜剥離)のを防ぐために行います。
早い段階で目の異常が発見でき、レーザーによる治療を開始できれば、80%の人は病気の進行をストップさせることが可能ですし、最悪な場合である失明も防ぐことができます。

 

病状が進行してしまった場合は、手術が必要になります。
硝子体中に大出血が起きたり、網膜の表面に増殖膜ができたときは、「硝子体手術」が必要になります。この治療法のおかげで、 最近では高い確率で治せるようになりました。しかし、長く放置したままにしておくと、網膜の神経組織が傷んでしまうため、治っても視力回復は不十分なことがあります。

最後に

早い段階で網膜症を発見できれば、治療もそれだけ簡単に済みますので、治療の効果も上がります。どの病気にもいえることですが、 早期発見・早期治療が糖尿病網膜症では何よりも大切です。
糖尿病と診断された方で以下のような症状があるときはなるべく早く診察を受けてみましょう。

●物がゆがんで見える 

●物がぼやけて見える

●何となく見え方がおかしい

●目の前を虫が飛んでいるようだ

●突然、火事のように視野が真っ赤になった

●突然見えなくなった

(043)460-8225